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ブレーキを外して

こんばんは🌙

私は以前、友人を一人、彼女がまだ若かった頃に亡くしました。

このところ彼女に言われていたことをよく思い出すので、そのことを少し書きます。

随分前の話です。

彼女は、私のことを親しみをこめて「つっちぃせんせー!」と呼んでくれていました。
司会の仕事をしていた頃の後輩です。

彼女はタレントとしてラジオやテレビの仕事なども目指し、やがてこなしていきました。

とっても可愛くてピュアな女の子でした。

仕事や恋愛、人生のことなど、悩み事をよく打ち明けてくれて、朝まで話したことも何度かありました。二人とも若くて、一生懸命すぎて、苦しくて、辛くて、傷つきながら、いつももがいていた気がします。


先輩風吹かせていた私は(笑)もっぱら聞き役。

彼女は私と話をすると、少し楽になると言ってくれて、逆に私はそれが嬉しくて、

そんな感じで二人の時間を過ごしていました。
 

そのうち彼女は、

「つっちぃせんせーには絶対ラジオの仕事をしてほしい! ラジオの仕事にチャレンジしようよ!」と言ってくれるようになりました。

ラジオを通して私の思いを広く伝えたり、たくさんの人と話をして、その人達を楽にしてあげてほしいと。

嬉しいこと言ってくれるじゃない。

なのに「私はいいや」なんて偉そうに答えてた。

実力不足だったのは事実なのだけれど、

本当は自分でもラジオの仕事への憧れはあったんだと思う。

なのに努力もせず、結局のところ自信がなくて、失敗するのが怖くて、彼女の言葉に勝手に謙遜して、挑戦すらしなかった。

正しくは「私はいいや」じゃなくて、「私はビビリでそんなところに飛び込む勇気がない」だよね。

彼女は想いをストレートにぶつけて、前進前進!していたのにね…。

私はこれまで、手が届きそうなことにしか手を伸ばしてこなかったような気がします。

結構好き勝手はしてきましたが、自分で決めた限界を超えそうになるとブレーキかけて行動してきたのです。

でも、そろそろそんな自分とサヨナラしてもいいのかな。

そんな思いになっているこの頃。

彼女は突然亡くなって。

なんだかピンとこないまま時間が過ぎて。

彼女が居ないことが普通になって。

もう随分経って。

けれどこうして、時々私の前に現れて、ちょっと刺激してくれる。

彼女の存在に今も感謝しています。

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この記事を書いた人

某テーマパーク退社後、ローカル深夜番組の制作やイベント司会などを経験し、その後舞台裏方の世界へ。自治体の文化事業、舞台管理業務にあたるが、出産後は食育推進の道へ転身。自治体の食育推進計画策定にも携わった。
同時期にNLPやコーチングの手法を取り入れたメンタルトレーナーとしても活動を開始。
コロナ禍には動画制作とLive配信を主軸に移したが、動画制作スクールで講師を務め、多くの生徒と関わる中、ビジネスでも成功するにはマインドが重要だと痛感し、副業で行っていたメントレ事業を本業へ発展させるに至った。EQ(心の知能指数)検査のフィードバックと研修も行っている。

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